メルセデス・ベンツ Aクラスの中古車購入の際の注意点は?

メルセデス・ベンツ Aクラスの中古車購入の際の注意点は?

メルセデス・ベンツ Aクラスの中古車購入の際の注意点は?

世界的に大きな車より小さな車の方がもてはやされるようになった1990年代後半、メルセデス・ベンツとしてはそれをそのまま放っておくわけがいきませんでした。
なぜならそれまでメルセデス・ベンツは一番小さなモデルとしてCクラスしか持っていなかったからです。
世の中は、大きなものより小さなもの、セダンモデルよりハッチバックモデルに需要が集まるようになってきたので、メルセデス・ベンツとしてもそれに合わせた車を作らなければならなかったのです。
しかし、メルセデス・ベンツはこういった小さなハッチバックモデルを作ったことがなかったのでどうすることもできませんでした。
ただ、その時メルセデス・ベンツではEVを作る計画が進められており、そのEV用の車として小型ハッチバックモデルを作っていたのです。
ならば、そのボディを使って小型モデルの新しいシリーズを作ろうということで作られたのがこのAクラスなのです。
その後、EVの計画は頓挫してしまい、事実上、EV用の車体がAクラス専用のものとなったのです。
しかし、EV用として作られたので、ガソリンエンジンモデル用として転用するにはかなり無理があり、それが高重心を生むことになり、「横転する車」といわれることに繋がってしまいました。
ただ、その後のモデルチェンジで2代目モデルとなってからは専用設計のボディが与えられたことによって、そういった致命的なデメリットはなくなりました。
Aクラスは現在までに3つのモデルを販売しており、1997年に初代モデル、2004年に2代目モデル、2012年に3代目モデルが発売されています。
●メルセデス・ベンツ Aクラスの中古車の傾向
この車は、日本では当初ほとんど売れませんでした。
その理由に横転する可能性がある車という印象が強いことや高いお金を出してコンパクトカーを買うという意識がなかったことといったことがあり、初代モデルや2代目モデルは人気がなく、現在の中古車市場においても台数はほとんどありません。
しかし、2012年に発売された3代目モデルは、それまでの意識が薄れつつある中、更に初代モデル、2代目モデルにあった、どちらかというとトールワゴン的な性質から、全高が低めのハッチバックボディを得たことによって、又前から見るとメルセデス・ベンツ独特の押し出し感のある顔つきとなったことによって、大ヒットとなりました。
メルセデス・ベンツに乗る方は、メルセデス・ベンツの攻撃的とも言えるフロントデザインを好む方が多く、低級グレードであるAクラスでもそのデザインを求める傾向があったようです。
中古車市場でも3代目モデルが発売された2012年の翌年となる2013年式から極端に台数が多くなっており、輸入車専門店などでは複数台並んでいることが多くなりました。

●メルセデス・ベンツ Aクラスの中古車価格
Aクラスの中古車販売価格相場は、モデル全体で4万円ぐらいから600万円ぐらいとバラバラです。
安いものは初代モデル、高いものは3代目モデルといったよくあるパターンを持ちますが、初代モデルや2代目モデルはとことん人気がないので、極端に安くなってしまうようです。
モデル別でみると、初代モデルは4万円ぐらいから90万円ぐらい、2代目モデルは20万円ぐらいから160万円ぐらい、3代目モデルは60万円ぐらいから600万円ぐらいとなります。
人気の3代目モデルだけを年式別でみると、2012年式で60万円ぐらいから260万円ぐらいまで、2013年式で160万円ぐらいから600万円ぐらいまで、2014年式で160万円ぐらいから550万円ぐらいまで、2015年式で170万円ぐらいから470万円ぐらいまで、2016年式で180万円ぐらいから500万円ぐらいまでとなります。
さすがに3代目モデルともなると年式も走行距離もメリットが大きいので、安くなりがちな輸入車の中古車でもかなり高い金額が付けられるようです。
●メルセデス・ベンツ Aクラスの中古車で気をつけたい部分
2代目モデルを買うのであれば、CVTに気をつけましょう。
実は2代目モデルに採用されているCVTは、メルセデス・ベンツがはじめて採用したもので、はっきり言って作りは悪いです。
国産モデルの現在のモデルでもCVTはトラブルの宝庫となっているぐらいですから、初物となるCVTではより一層トラブルが出てもおかしくありません。
それも結構危険なトラブルが出ているようで、Dレンジに入れてもクリープ現象すらない、アクセルペダルを踏んでもエンジン回転数が上がるだけで全く走らない、と思って更にアクセルペダルと踏むといきなり「ガンッ!」といって急に走りだすこともあるようです。
2代目モデルを買う場合は必ず試乗をしましょう。
セレクターレバーをDレンジに入れて、しばらく待ってクリープ現象がちゃんと出るかどうかを確認します。
そして走り出したらスムーズに変速していくかをエンジン音とタコメーターで確認します。
エンジン回転数だけ高まって、スピードが乗らないという症状を示した場合は近い将来、壊れることになりますので絶対に避けます。
それからメルセデス・ベンツといえば、エンジンオイル漏れに注意しなければなりません。

今まではV型エンジンでよく起こるとされていたのですが、全モデル直列4気筒エンジンとなっているAクラスでも多発しているようです。
V型エンジンよりは確認がしやすいので、丁寧に裏表、左右から確認しておきましょう。

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